2012年7月14日土曜日

自己満足と自己実現

実践クラスの哲学のコマは毎回緊張します。

その独特の生命観に、違和感を感じられる受講生の方々も多いので

如何にアーユルヴェーダの土台となる哲学を伝えるか、

毎回同じ表現や授業内容では伝わりきらないので、

その人のいる場所、見ているもの、にあわせ

解説していきます。



今日ふと、頭に浮かんだ事。

「自己満足と自己実現」

よく、人は、

「いやいや、こんなの単なる自己満足ですから。」

とか、

「あれは自己満足にすぎない。」

とか。

自分自身にその言葉を使うときには、卑下するようなニュアンスで、
まるで自分をガードするかのようで、私は違和感を感じます。

他人に対しての場合、その無責任さに対し、批判をこめて使われるようです。



本来、自己満足とは、

自分の欲求をしっかり満たすという意味で、


自己本位とは違うはずです。


しっかりと自己満足をすることが、人生において重要だと

アーユルヴェーダでもいいます。

すなわち、それは、自己実現ということであり、

自分を知り、なすべき事をしっかりと行なっていくという事だと思います。


ですので、自己満足というのは、本来悪いことでなく、

この達成にフォーカスできる人こそ、

人生を豊かに全うする可能性があり

また、他人や他事に対しても

しっかりと責任を負うことができるのでしょう。


アーユルヴェーダでは、

人間の自然欲求(咳、げっぷ、排便など)は抑制をしてはいけないと言います。

抑制することで、さまざまな病気に繋がるというのです。

「こんなこと?」

と思うような、

当たり前

まずはここから、自己満足していきましょう。



身体の声に従っていくと、

自然に心の声も良く聞こえるようになってきます!







2012年7月13日金曜日

アーユルヴェーダの栄養学

昨年の初秋、インドへ出発直前のアーユルヴェーダセラピスト、meenaさんと久しぶりにお会いしました。

私がまだ、アーユルヴェーダの勉強を始めたばかりの頃、meenaさんのWSへ参加させて頂き、初心者の私に優しく手ほどきをしてくれて、
私が初めてインドへ研修に行く際も、温かいアドバイスを下さった大先輩です。

 meenaさんが時間をかけて丁寧に翻訳作業をしてきた、「アーユルヴェーダの栄養学」という本が年末頃にようやく出版される、というお話をうかがい、大変楽しみにしていました。

そして、時間が流れ、すっかり失念していた私。。。

先日のアンマ来日の際に、この冊子を手に取られた方が、 「素晴らしい!」と賞讃されていたのをFacebookで知り、あわてて問い合わせをして、昨日ようやく受け取ることができました。



食に対する基本的な考え方から、個人に必要な食事方法まで、とても分かりやすく、そして丁寧に解説をしてくれています。

この冊子から発せられる大きな「愛」を是非みなさんにも感じて頂きたいです。


 お問い合わせ先: 日本MAセンター 電話 : 042-370-4448 FAX : 042-370-4449 Email : info@amma.jp


meenaさんをはじめ、この冊子翻訳に尽力され、日本にご紹介いただけた 皆様に心から感謝いたします。