2013年12月31日火曜日

今年もありがとうございました

今年も残すところあと1時間をきりました。

昨日までサロン営業をしており、本日はサロン、自宅を一気に掃除しなんとか新年を迎える準備ができました。(ギリギリですが・笑)

今年は、より実践的なアーユルヴェーダの学びをすすめるべく
スクールのカリキュラムを全面改訂し、沢山の生徒さんにお越し頂きました。

また初の著書「女性機能を高めるアーユルヴェーダ式家庭料理」を出版。
アーユルヴェーダを簡単に日常に取り入れる方法を提案させて頂きました。

12月のインド研修ツアーでは、参加者とともに私も貴重な学びを得ることができ、
古典の重要性はもちろんのこと、「現代」にいかすアーユルヴェーダ、日本人の為のアーユルヴェーダを更に追求すべく、学びを深めていく事を決意しました。

ということで、来年からヴェーダンタとサンスクリット語を学び始めます。
いままでも、なんども学びたい、とおもって模索していたのですが、なかなか良い学校が見つからず、今回御縁を頂いた先生が色々考えてくださり、毎朝6時からスカイプとビデオで、毎月1回2日間を先生のもとで学ばせて頂くことになりました。


ヴェーダンタを学ぶ事で、アーユルヴェーダの本質に近づくのか、別の角度からみることができるのか。。これからが楽しみです。

それでは皆様来年もどうぞよろしくお願いいたします。

om lokah samastah sukhino bhavantu

すべての生きとし生けるものが自由で幸福でありますように

 


2013年12月27日金曜日

養生法(後処置)の重要性

毎回インドに行くときには体調が許す限りアーユルヴェーダトリートメントを受ける事にしています。

今回ははじめていく施設でしたので、1週間の研修中にどんなトリ−トメントが受けられるかワクワクでした。


2月のスタディーツアーの際、アビヤンガ、エラキリ、シロダーラ、スネハパナ(油剤内服)、ヴィレチャナ (下剤)を受けてきたのですが、その直後から実は体調に異変がありました。



帰国後2週間程たったあたりから、右のお尻の下部にとてもかゆい湿疹がでたのです。
オイルをぬったり、コリアンダーの絞り汁を飲んだりして治ったか、と思っても、何かのタイミングで再びでてくる。。 
そのうちに左側の膝裏にもボツボツ赤くて酷いカユミのある湿疹が出て、更に右側の膝裏、右手肘裏、と10ヶ月の間に湿疹の箇所がどんどんすすんでいました。
 どうにも我慢できないカユミで、寝ている間に掻き壊し、出血するような状態。。

今まで、こんな症状は一度も無く、2月に施術をしてくれたドクターも別のアーユルヴェーダドクターもピッタの増悪だから、と対処をおしえてくれましたが、いっこうに良くならない。

そして、今回vaidyaratnamのDR Sudeeshにも相談。
患部を見るなり、
「今年に入ってパンチャカルマ受けた?」
と聞かれました。

パンチャカルマというか、ヴィレチャナ受けました。と答えたところ

「インド滞在中はヴェジ??」

はい、ケララでは必然的にヴェジです。

「で、この前の治療後帰国してからノンヴェジに戻った?」

はい、おっしゃるとおりです。普通に魚とか、お肉も少々いただきまして、時にアルコールも。。

「やっぱりね。この症状はヴィレチャナの失敗だよ」

は??ピッタの増悪では??

「違う、前回のヴィレチャナをちゃんと終わらせられてない。だからこの湿疹を出しきるまでもうパンチャカルマできないからね。」

えーーーー!!?? どういうことーー!??

Dr Sudeeshの説明によると、前回短い時間ながらパンチャカルマをしているため、本来であれば、ヴィレチャナ後最低でも3日間は安静に、少なくとも食事をきをつけなくてはいけなかったそう。
実際はヴィレチャナの翌日には4時間程電車にのって別の街へ移動し、到着してすぐにさらに片道2時間の悪路をドライブ。食事はすぐにスパイシーな通常食。翌日も車で3時間程移動し、そのまま8時間程フォートコーチンでショッピングハッスル。油っぽいパスタとか食べてました。。

「これはピッタ排出のためのトリートメントでパンチャカルマじゃないから」というドクターの言葉(何が違ったのか今となっては疑問を感じますが。。)を信じきって、何にも気を使わなかった事がこんな結果になるとは。。
アーユルヴェーダを勉強しているのに、自己判断が出来なかった事、とても情けないです。。

ということで、この湿疹が終了するまでの間、インディアンヴェジタリアン(乳製品少々はオッケー)になりました。もちろんアルコールは厳禁。
実はアルコールはインドに行く前からもう2ヶ月ぐらい飲んでいなかったので全く問題なく、ヴェジに関しても、基本殆ど動物性はとっていなかったので、さほど苦しくはありません。が、厳密に肉類、魚類を摂らないように食事を管理するのは久しぶりです。

思いがけないきっかけで、新しい食生活が強制的に確立されましたが、これで一日も早く2月にうけたヴィレチャナを終わらせる事が出来ることを願います。。

教訓:パンチャカルマ(体内浄化法)を受けるときには、前処置、中心処置、後処置まで必ずちゃんと受けきる事!(まあ、大丈夫だろう、はありません!!)

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2013年12月14日土曜日

インドから戻りました。


一昨日無事にインド研修を終えて日本に帰国いたしました。



今回のケララ研修ツアーはお子さんを含めると22名という大所帯でしたが特に大きな問題もなく皆元気に研修やトリートメント、観光を楽しんで参りました。
伝統と由緒ある施設での1週間の研修は本当に素晴らしいものでした。 講義の様子は追々ご紹介していきたいと思います。

研修を終えて、私はトリシュールから車で4時間半かけて南下し、Kollamという街までいきました。
目的地はアンマのアシュラム、AMURITAPURIです。
アンマについて、詳しくはこちらで。。(アンマとは

何故AMURITAPURIへ行きたかったかというと、この7年間で色々な出来事を通じようやくアンマに会う準備ができた、と自分でも感じていたし、アシュラムへ行ったとしても一年の殆どを世界中巡っているアンマに会える機会はそうそうなく、今回訪問可能な日程はたったの2日間だったにもかかわらず、ちょうどアンマが戻ってきているという貴重な機会だったこと。

全てセッティングされていました。

アシュラム内での様子は撮影禁止のため写真がありませんが、世界中の修行者、ビジターが常時3000人程いるらしく、またアシュラム内には様々なショップや施設が整い、衣食住に困る事無く長期滞在が可能です。
私が滞在した部屋は8階で、部屋の窓からはバックウォーターとアラビア海の地平線まで見渡せる素晴らしい景観でした。
サンセット、サンライズは言葉にできない神々しい美しさ。。
アシュラムでは朝5時から深夜までバジャン(神に捧げる歌)やチャンティングがスピーカーから流れ、それはまるで異国の映画を見ているかのような不思議な感覚につつまれました。

私は今回24時間だけの滞在でしたが、睡眠時間は3時間でしたので20時間は満喫できました。20時間といっても、その1秒1秒が気づきの連続。
本当に素晴らしい体験をさせていただき感謝です。

夜明けまえから始まるプージャー(護摩たき)を見学しその後に振る舞われるチャイを頂きにいったところ、沢山の人が行列をなしていました。
人々はそれぞれの手にカップを持っていますが、アシュラム内にある小さなチャイカップだけでなく、大きなマグや1Lは入りそうなステンレスボトルを持っている人もいます。
見ていると、それぞれ大きさの違うカップになみなみとチャイが注がれています。
私だったら、こういう場面で「平等」という概念で、大きいカップの人にも小さなカップと同じだけを注ぐでしょう。
人に寄って、欲しい量が違います。ほんの少しだけ欲しいという人に過剰に上げる必要は無いし、沢山欲しい、という人には満たされるまで注いであげる。



今までの私には考えもしなかった「愛」の形をアンマは示してくれました。

帰国して3日目、あらためてアシュラムでの時間が私の中でずっしりと静かに語りかけてきています。

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