2012年7月14日土曜日

自己満足と自己実現

実践クラスの哲学のコマは毎回緊張します。

その独特の生命観に、違和感を感じられる受講生の方々も多いので

如何にアーユルヴェーダの土台となる哲学を伝えるか、

毎回同じ表現や授業内容では伝わりきらないので、

その人のいる場所、見ているもの、にあわせ

解説していきます。



今日ふと、頭に浮かんだ事。

「自己満足と自己実現」

よく、人は、

「いやいや、こんなの単なる自己満足ですから。」

とか、

「あれは自己満足にすぎない。」

とか。

自分自身にその言葉を使うときには、卑下するようなニュアンスで、
まるで自分をガードするかのようで、私は違和感を感じます。

他人に対しての場合、その無責任さに対し、批判をこめて使われるようです。



本来、自己満足とは、

自分の欲求をしっかり満たすという意味で、


自己本位とは違うはずです。


しっかりと自己満足をすることが、人生において重要だと

アーユルヴェーダでもいいます。

すなわち、それは、自己実現ということであり、

自分を知り、なすべき事をしっかりと行なっていくという事だと思います。


ですので、自己満足というのは、本来悪いことでなく、

この達成にフォーカスできる人こそ、

人生を豊かに全うする可能性があり

また、他人や他事に対しても

しっかりと責任を負うことができるのでしょう。


アーユルヴェーダでは、

人間の自然欲求(咳、げっぷ、排便など)は抑制をしてはいけないと言います。

抑制することで、さまざまな病気に繋がるというのです。

「こんなこと?」

と思うような、

当たり前

まずはここから、自己満足していきましょう。



身体の声に従っていくと、

自然に心の声も良く聞こえるようになってきます!







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