2013年2月18日月曜日

ケララでのトリートメント体験〜スネハパナ〜

今年も行ってきました、南インドケララ研修。



今回は現地滞在中の7日間

授業の通訳や生徒さん達のお世話と平行して

自らもトリートメントを受けてきました。


通常は1ヶ月程度かけて行なうもので

これをパンチャカルマ(全身浄化)とはいいません。

受けた内容はほぼ一緒ですが、期間が短いため

簡易の浄化、すなわち「トリートメント」扱いです。


とはいうものの、スネハパナ(油剤内服)からはじまり

最終日にはしっかりとヴィレチャナ(下剤)をかけました。


病院に到着した当日の夜にドクターのコンサルテーションをうけ、

私は「ピッタ」の増悪と貧血が問題と診断されました。

体内に余分にたまった「ピッタ」をできるだけ排出させ

貧血の改善のための組織の強化をあわせる治療の開始です。


日本から10時間近いフライトのあと、

数時間の仮眠をとってケララ入りし、

さらに6時間ちかい電車の旅でクタクタの身体でいきなり翌日から
スネハパナはちょっとした恐怖でした。。

スネハパナとは、早朝の空腹時にギーを飲み、体内へ油剤を染み渡らせ、不調の原因となる「ドーシャ」を排出させるための第一歩なのですが、

これがとってもつらい。。

無塩バターをゴクゴクのむようなものです。

6年前にも体験済みですが、そのときはしばらくギーを見る事すらできなくなりました。(苦笑)



「明日の朝7時ね」


と言われたので、目覚ましもかけずのんびりしていたら。。


翌朝6時過ぎに

「トントン」

とノック。


うそっ!早すぎ!!心の準備できてないっ!!

そんな私の動揺をモノともせず、セラピストはさっさと血圧をはかり

はちまきで目隠しをされました。


右手にライム、左手にステンレスカップを持たされる。


なぜ目隠しをするかというと、ギーを見てしまうと、飲めなくなるから(笑)

しかし、私には見えないということが、余計な恐怖感。。。

心臓が口から飛び出るか、とおもうくらいに心拍数が上がってしまいました。


意を決して一気に飲み込む。

が、、、

喉を通らない(涙)

ライムを含みながら息をとめてなんとか飲み干しました。

その後カップいっぱいのお湯を飲みます。


あとは、数時間、ひたすらお湯を飲み続け、ギーが消化されるサインが出るまで待ちます。


実は私、この後、旅の疲れで、直後になんと寝てしまったのです。

お陰で目覚めた時、恐ろしい事が。。


数時間お湯を飲まずに放置されたギーが胃の中に「でーん」と居座っています。

気持悪い。。

必死にお湯を飲むけど、冷や汗がでるくらい気分が悪い。。


その状態のまま初日の授業へ突入。。

顔面蒼白のまま、同時通訳はなかなか大変でした(涙)

一時間ほど話続けたら、消化器が動き始めたようで、いきなり胃の中が軽くなりました。

ギーを飲んで約5時間程で空腹感。

予備で2時間まって、13時に薄ーいお粥を食べました。


この日のギーの量は50ml。

翌日から25mlづつ増やしました。

初日の辛さがあったので、翌日もドキドキでしたが、スネハパナの時間には胃が活動できるように、5時には目覚ましをかけ、ヨガをし、準備万端。

スネハパナ後も眠らないで、お散歩したり、掃除したり、激しすぎない活動をし続けました。(もちろんお湯は大量に飲む!

おかげで、2日目、3日目、と量は増やされても、消化時間はむしろ早まってくれた気がします。

ドクターは会うたび「お腹すいたよー!」と訴える私に苦笑い。。

3日目は100ml飲んだのですが、通常は12時間かかるところを6時間で空腹になってしまい、とっても困りましたが、無事終了。


3日間終了すると、消化力が高まるだけでなく

心身に軽さを感じ、頭がとってもクリアになりました。


スネハパナの成功した兆候です。



翌日から3日間のエラキリ(薬草コットンボールマッサージ)が始まります。



いつもありがとうございます!
 SAHASRARAのご予約は3月10日までフルとなっております。

0 件のコメント: