2013年12月27日金曜日

養生法(後処置)の重要性

毎回インドに行くときには体調が許す限りアーユルヴェーダトリートメントを受ける事にしています。

今回ははじめていく施設でしたので、1週間の研修中にどんなトリ−トメントが受けられるかワクワクでした。


2月のスタディーツアーの際、アビヤンガ、エラキリ、シロダーラ、スネハパナ(油剤内服)、ヴィレチャナ (下剤)を受けてきたのですが、その直後から実は体調に異変がありました。



帰国後2週間程たったあたりから、右のお尻の下部にとてもかゆい湿疹がでたのです。
オイルをぬったり、コリアンダーの絞り汁を飲んだりして治ったか、と思っても、何かのタイミングで再びでてくる。。 
そのうちに左側の膝裏にもボツボツ赤くて酷いカユミのある湿疹が出て、更に右側の膝裏、右手肘裏、と10ヶ月の間に湿疹の箇所がどんどんすすんでいました。
 どうにも我慢できないカユミで、寝ている間に掻き壊し、出血するような状態。。

今まで、こんな症状は一度も無く、2月に施術をしてくれたドクターも別のアーユルヴェーダドクターもピッタの増悪だから、と対処をおしえてくれましたが、いっこうに良くならない。

そして、今回vaidyaratnamのDR Sudeeshにも相談。
患部を見るなり、
「今年に入ってパンチャカルマ受けた?」
と聞かれました。

パンチャカルマというか、ヴィレチャナ受けました。と答えたところ

「インド滞在中はヴェジ??」

はい、ケララでは必然的にヴェジです。

「で、この前の治療後帰国してからノンヴェジに戻った?」

はい、おっしゃるとおりです。普通に魚とか、お肉も少々いただきまして、時にアルコールも。。

「やっぱりね。この症状はヴィレチャナの失敗だよ」

は??ピッタの増悪では??

「違う、前回のヴィレチャナをちゃんと終わらせられてない。だからこの湿疹を出しきるまでもうパンチャカルマできないからね。」

えーーーー!!?? どういうことーー!??

Dr Sudeeshの説明によると、前回短い時間ながらパンチャカルマをしているため、本来であれば、ヴィレチャナ後最低でも3日間は安静に、少なくとも食事をきをつけなくてはいけなかったそう。
実際はヴィレチャナの翌日には4時間程電車にのって別の街へ移動し、到着してすぐにさらに片道2時間の悪路をドライブ。食事はすぐにスパイシーな通常食。翌日も車で3時間程移動し、そのまま8時間程フォートコーチンでショッピングハッスル。油っぽいパスタとか食べてました。。

「これはピッタ排出のためのトリートメントでパンチャカルマじゃないから」というドクターの言葉(何が違ったのか今となっては疑問を感じますが。。)を信じきって、何にも気を使わなかった事がこんな結果になるとは。。
アーユルヴェーダを勉強しているのに、自己判断が出来なかった事、とても情けないです。。

ということで、この湿疹が終了するまでの間、インディアンヴェジタリアン(乳製品少々はオッケー)になりました。もちろんアルコールは厳禁。
実はアルコールはインドに行く前からもう2ヶ月ぐらい飲んでいなかったので全く問題なく、ヴェジに関しても、基本殆ど動物性はとっていなかったので、さほど苦しくはありません。が、厳密に肉類、魚類を摂らないように食事を管理するのは久しぶりです。

思いがけないきっかけで、新しい食生活が強制的に確立されましたが、これで一日も早く2月にうけたヴィレチャナを終わらせる事が出来ることを願います。。

教訓:パンチャカルマ(体内浄化法)を受けるときには、前処置、中心処置、後処置まで必ずちゃんと受けきる事!(まあ、大丈夫だろう、はありません!!)

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