2011年12月20日火曜日

豊かな社会

なんとなく哲学的な内容が続いてます。

今年は特に自分自身と向き合い、物事の本質を見極めなさい、といった場面が多く、
考えるな、といわれても深く深くはまり込んでいきます。。。

昨日の授業が終了して、いつものごとく生徒さんと雑談をしていました。
私よりずっと人生の先輩である生徒さん。
今までどうしても分からなかった事、悩んだ事が、
アーユルヴェーダに出会って、腑に落ち始めたという。

アーユルヴェーダは「豊かで健やかな人生」を提唱するものです。

私たちのおかれている現代社会では、豊かさ=お金を得て消費すること。
特に日本をはじめとした先進国では、その頂点を極めたあげく、バブル崩壊、リーマンショック、と現存のシステムそのものに限界がある事を証明しました。
そして、現在では中国やインド、またアジア各国での経済発展が著しい。
このままいくと、末路は一緒だという事が分かっていて、何故このシステムに甘んじているのでしょう。。

私はご縁があって今インドという国と繋がっています。
年々発展していくインドを目の当たりにし、なんとも複雑な想いです。

インドの哲学には、現代社会が抱える問題の解決方法の一端がある、と私は考えています。
 目に見えないものを定義付け、そしてこの宇宙の法則を解いています。
私にとって、それが事実かどうかが重要ではない。
科学的な証明は必要ないんです。

最終的に、心の平穏と笑顔が溢れる。
そんな社会こそが本当の「豊かな社会 」。


既存の常識や経済システムを今こそ見直し、そして現在経済発展を続ける国々の大切な財産を守る事。
それが、私たち、多くのものを失ってしまった先進国各国の人間がするべき事ではないでしょうか。

昨日の生徒さんのお言葉が、深く胸に残ります。


「どんなにお金を稼いでも、死ぬときはそれを持っていけませんものね。」

「楽しい人生を送るって、最終的にはどういう人付き合いをできるか、ってことじゃないかと思うの。」


一人一人の意識が成熟していけば、社会全体の変革へと繋がる。。と信じて。。










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